なかなかまとまった雨が降らないなと思っていたが、先日(4月3日)やっと大雨となったおかげで、2リットルの収集瓶が2本とも満タンになってしまった。
雨水は透明だが、瓶の底には粉塵だか何だかわからない黒っぽいものが少し溜まっている。この季節なので、2本の瓶それぞれに桜の花びらが1枚ずつ入っていたのはご愛嬌。
さっそく回収して、コーヒー用のペーパーフィルターでろ過してみた。しかし、透明なように見えた雨水だが、相当に不純物を含んでいたようで、最初の1リットルくらいはぐんぐん濾過していったが、最後のほうは水がなかなかフィルターを通ってくれない。ひと瓶ごとにフィルターを変えはしたが、結局2時間近くかかってしまった。ちょっと予想外。
ドライヤーで乾かすと、乾いた沈殿物が飛んで行ってしまいそうなので、室内に放置して丸1日乾燥。そして本日ようやく、マイクロスコープでの観察と相成ったのだ。
事務所の目の前が「さくら通り」という桜並木なので、花びらだけでなく、おそらく桜の木に由来するさまざまなもの、微小な枝とか花粉とか木の皮の残骸とかがいっぱいあったが、探し回ること5分、やっと光沢のある丸い物を発見した!
添付の画像がその丸い物。倍率200倍。それをモニタいっぱいに映した画面のごく一部を切り取った画像なので、ピンボケになってしまっているのも致し方無し。それに、おそらく明らかに球形(要するに立体)だからだとは思うが、球全体にピントを合わせるのが難しいのだ。
まあとにかく、下記の画像がその正体。大きさは推定0.1ミリくらいで肉眼ではちょっとキビシイ大きさ。この丸さと光沢は宇宙塵に間違いないと思うのだが、どうだろうか。